個人事業主に税務調査がやってきた!

個人事業主になって4年目の出来事。。。税務調査ってホントに来るのですね。。。

税務調査を受けてみて

個人事業主にも三年周期で税務調査が来る可能性はあります。

税務調査後に調査員から『次は三年後に調査します』と言われましたし。。。

■税務調査がきてしまった原因と思われる申告内容
①経費科目に飛びぬけて多額な科目がある。
 ★私の例★
  雑費600万

②貸借対照表の記載が正しくない。
 ★私の例★
  初年度の資産0にしていたため、年々マイナスの繰り越し資産となっていました。
  お金もないのに生活できるわけがない!って思われます・・・

③総勘定元帳の売上と現金が合っていない。
 ★私の例★
  『売上=支払いがあった月』と勘違いしていたため、
  請求月と支払月に二か月の差がある契約をしていた私は、
  売上と現金回収を二か月ずらして申告していました。
  つまり、現金の合計と売上の合計が合っていませんでした。

確定申告に慣れてらっしゃらない方は、青色申告会の無料説明会に行かれるのも手だと思います。
(私も税務調査後は一度行きました・・・おそいですが)

とっても丁寧に教えてくれます。
(説明の最後に青色申告会への加入を激しく勧められますが)

余談ですが、私は青色申告から白色申告に変更しました。

理由は貸借対照表の修正が一筋縄ではいかなかったからです。
(青色申告会の担当者も頭を抱えていました)

税務署が作成してきた修正申告書も白色申告として修正されました。
(貸借対照表が正しくなかったので当然ですが・・・)

正しい修正方法がわからないまま貸借対照表を作成するリスクより、
白色申告として今後も申告する方が良いと判断しました。

本当かどうか不明ですが、白色申告の方が青色申告より税務調査は入られる確率が低いらしいです。
(とはいえ、控除額を考えると青色申告の方が好ましいです)

確かに、三年後に来ると言われた税務調査は今のところ来てません。

加算税について

加算税に関して少し触れたいと思います。

加算税とは下記四つが存在します。

①過少申告加算税
 過少申告加算税とは、期限内に確定申告書を提出した後、修正申告書の提出又は更正によって追加税額が生じた場合に課税される附帯税のことです。

②無申告加算税
 無申告加算税とは、期限までに申告をしなかった場合に課される加算税のことです。

③不納付加算税
 源泉所得税の納期限に遅れてしまった場合に課される加算税のことです。

④重加算税
 重加算税とは、本来支払わなければいけない税金を故意に隠蔽、または仮装した時に重いペナルティとして課される加算税のことです。

後で知ったのですが、私は過少申告加算税が適用されたのだと思います。

きっと、今回の調査員が考慮してくださったのはここなのかもしれません。
悪意のある申告と見なされていればもっと悲惨だったと思います。
感謝です。

追徴課税のお支払(国民健康保険料)②

国保担当者から連絡が来ないまま、年を越しました。

定期的に送られてくる国民健康保険料の督促状。
支払の相談に行ったときに、督促状は無視して下さいと言われたので無視してます。

そして、二月を迎えたころに国保担当者から電話がありました。

国保担当:お支払いに関して、お話ししたいので来ていただけませんか?

早速、伺いました。

国保担当:個人資産を確認させて頂きましたが、お支払能力がないと判断されました。

資産は全くなく、預貯金もほぼゼロでしたので、その結果は聞くまでもありませんでした。

国保担当:今回に限り、特別措置を取らせて頂きます。

え???特別措置って何だろう?

私:特別措置って何でしょうか?
国保担当:(言いにくそうに)お支払いを免除いたします。

おぉぉぉ!!!
何とぉぉぉ!
その様な救済措置が!
神様、仏様、国保担当者様!

私:ありがとうございます!(心の底から

本気で助かりました。
破産するところでした。

心の中で悪態ついて申し訳ございませんでした。

追徴課税のお支払(国民健康保険料)①

国民健康保険の担当窓口に足を運びました。

国保担当:ご用件は?
私:税務署から追徴課税を課せられ・・・(以下略
国保担当:分割でのお支払いは可能ですか?

でた!
どこに行っても分割、分割、分割。。。
窓口に「分割」って応答するロボットでもおいてやがれ!!!

私:住民税を支払う関係上、分割でも厳しいです。
国保担当:そうですか・・・住民税担当者とも相談しますが、支払い能力を確認したいので個人資産などを確認させて頂いてもよろしいでしょうか?

おお・・・考えてくれるのか。
今までの仕打ちを考えると良い結果は期待できませんが。

私:わかりました。お願いします。

そう言い残して、その場を去りました。

驚愕の追徴課税額・・・

税務署の帰りに区役所によりました。

何が追徴されるのかをまず聞いてみようと住民税担当者と会話しました。

■追徴される税
①住民税
②国民健康保険料

この二点ですが、前年の所得税額によって本年の納税額が決定する税となります。

詳細は算出されるまで待つように言われました。

★数週間後、納付書が送付されてきました★

さて、どれくらいの追徴があるのか・・・

■追徴額(三年合算)
①住民税:約60万
②国民健康保険料:約90万

うわぁぁぁぁぁぁ!!!
予想以上にきつい・・・

早速、住民税の支払窓口へ足を運び、会話しました。

住民税担当:ご用件は?
私:税務署から追徴課税を課せられたので、過去3年分の住民税を納めたいのですが、手持ちがなく払えない状態です。
住民税担当:分割でのお支払いは可能ですか?

また分割か・・・

私:どれくらいの分割ですか?
住民税担当:そうですね、毎月5万の12回払いでいかがでしょうか?

ギリギリ何とか払えるかな・・・
支払い手続きを進めました。

問題は国民健康保険料の支払い・・・

更なる追徴課税が・・・

所得税に関する納税手続きが完了し、帰宅準備を始めてた私を止める声が・・・

納税担当:ご存知と思いますが、所得税の追徴に伴い、地方税関係も追徴されます。

ふぁ!!!???

傷口に塩を塗りこまれた気分・・・

私:どのような追徴になるのでしょうか?
納税担当:区役所の窓口で聞いて頂かないと詳しいことはわかりません。

なんでしらんねん!
そう言えば、国税と地方税の担当者同士の関係は良くないと聞いたことがあります。
市役所勤務の友人から聞いた話ですと、国税>>>地方税とか。
恐るべし国税。

私:それでは区役所に問い合わせて聞いてみます。

その場を後にしました。

追徴課税のお支払(所得税)

見た目はやさしそうな、おば様が納税担当です。(もはやどうでもいい

納税担当:お支払方法ですが、現金一括でよろしいでしょうか?
私:無理です。
納税担当:困りましたね。分割でも可能ですが。

ほう。分割か。
そう言えば昔、納税は闇金よりたちが悪いと聞いたことがあるな。
税からは逃げれないという意味合い。

私:分割ですか。わかりました。

素直に受け入れました。

納税担当:あ、お待ちください。今年(四年目)の還付金とかありますか?
私:たぶんあるとおもいます。
納税担当:そこから差し引きます。

鬼だな・・・

素直に承諾すると、おば様の曇った表情は晴れやかになっていました。

悪魔め・・・