税務調査結果を聞きに訪れました・・・②
気になる追徴課税ですが・・・
①修正報告書(初年度)
事業収入(修正前):約-190万
事業収入(修正後):約+6万
追徴課税:約30万
ふぁ!?
②修正報告書(二年目)
事業収入(修正前):約-150万
事業収入(修正後):約+300万
追徴課税:約80万
おいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!
③修正報告書(三年目)
事業収入(修正前):約+240万
事業収入(修正後):約+350万
追徴課税:約60万
黒字の年でもこれですか・・・
絶句しました。
頭が真っ白になりました。
立て、立つんだジョー!
調査員A:異議が無いようでしたら、ご署名、ご捺印をお願いします。
異議はあるさ。
もっとガサ入れるところあるだろうが!!!
善良な市民をいじめるなぁぁぁ
とは言え、揉めるのは得策じゃないので、署名と捺印をしました。
調査員A:それでは、私からは以上となります。
やれやれ解放か・・・
調査員A:今から、所得税の追徴手続きのため、担当者のところへお連れ致します。
いや、結構です(心の底から
疲れたよ、パトラッシュ・・・
そして、納税窓口に強制連行されました。
税務調査結果を聞きに訪れました・・・①
つ、ついに、税務署から連絡がありました。
計算が完了したので、税務署に来てくださいとのこと・・・
拒否権はありませんか?
と、何度言いかけてやめたことか(苦笑
調査員A:どうぞお掛けください。
今日は調査員Bはいないようだ。
調査員A:まず、経費に関してですが、計上できるものとできないものを仕分けしました。
■経費として計上できないもの
①売り上げの上がっていない活動すべて
②領収書のない接待交際費の一部
えーーーっと
①は話が違いますやん?
調査員A:この内容をよく確認頂き、ご署名、ご捺印をお願いします。
ちょーっとまって、ちょーっとまって(以下略
私:売り上げが上がっていなくても、今の事業に関係のあるものは経費として認められるのでは?
調査員A:申し訳ございませんが、経費として認められないと判断されました。
でた!
最も恐れていた黒幕。
調査員A:これでもかなり甘く計算させて頂いていますので・・・
むぅ・・・
最初からこの調査員は感じが良かったので、そう言われると次の言葉が出てこない。。。
私:わかりました。内容を確認させて頂きます。
恐る恐る、内容を見てみました・・・
1つ思い出しました・・・
無事(?)、税務調査が終わったことを、知人2人と元税理士さんにお伝えしました。
3人から思ったより指摘が少なくてよかったとの感想を頂きました。
ご協力頂いた方々には、本当に感謝しています。
調査員が帰るときに、調査結果は1週間後くらいになると言っていましたので、
それまで、待つしかありません。
気が気じゃない・・・
元税理士さん曰く、どんなに正しいと思った内容で帳簿を付けていても、
追徴課税は発生するとのとこです。
そう考えると、申告内容がボロボロの僕はどれくらい持っていかれるか・・・
不安すぎる・・・
不正していたわけじゃないだけに、追徴くると相当痛いです。
税務調査のくじを引いてしまった私ですが、原因として2つ考えました。
①経費が多すぎる。(特に雑費)
②売上と現金が合っていない。
ここで、1つ思い出したことがあります。
③修正申告書を二年目に提出した。
これちゃいますか?
経理を良くわかっていなかった上に、部分的に頭でっかちだったせいもあって、初年度の赤字を二年目に繰り越すのを忘れていた僕は、「修正申告書」を提出してしまっていました。
修正されるときに、いろいろ目についたのかもしれません・・・
税務調査当日・・・ ②
調査員と会話を進めていくうちに気付いたのですが、調査員Bは完全に新入社員・・・
完全に教育係が新入社員を教育する材料として選出された感じです。
これはチャンスなのか、はたまた、裏でとんでもない上司が隠れているのか。
更に会話は続きました。
調査員A:二年目の雑費の内訳ですが、新規事業の準備とあります。実際売り上げはありますか?
元税理士さんが気にされていた内容が的中しました・・・。
私:売り上げは無いのですが、活動の資料と領収書はありますし、ホームページなども作成中です。
調査員A:売り上げが無くても大丈夫ですが、現在の事業とかけ離れている場合は、経費として認められない場合が多いです。
そっちかい!
まずい・・・
私:事業はシステムエンジニアとして登録していますが、ホームページ作成、アフィリエイトに関しても、事業の延長と考えています。
苦しい言い訳・・・
新規事業に全く関係のないセミナー受講とかも追加していたので、これはアウトだと悟りました。
そして話は変わり、地代と光熱費の事業割合の話となりました。
調査員A:ご自宅で作業はされていますか?
私:取引先で18時ごろまで作業をした後、帰宅してから24時ごろまで作業をすることが多いです。また、土日に作業することも多々あります。
調査員A:なるほど、そうであれば地代と光熱費の6割は経費として計上頂いて問題ありません。
おお!!!初めて嬉しい話が来た!!!
私:ありがとうございます。
よくよく考えると、何がありがたいのか分かりませんが、ひとまずお礼を述べました。
調査員A:質問は以上になります。これらの資料を持ち帰ったもよろしいでしょうか?
もって帰るんかい!!!
いや、別にいいけど、資料にして電話帳5冊分は有りまっせ?
私:どうぞ、お持ち帰りください。
そう述べると、調査員は下記を持ち帰りました。
①総勘定元帳
②領収書
③請求書
交通費をエクセルに纏めたものや、付け焼刃のセミナー資料は一切持ち帰りませんでした。
作成したホームページも興味がないようでした。
おお。。。苦労して作ったものは興味ないのか!(苦笑
税務調査当日・・・ ①
ついにこの日がやってきました!
何故か朝10時からくるとか言ってきたので、やむなく6時起床・・・
寝室を事務所に早変わりさせる作業に取り掛かりました。
まずは、折り畳みベッドを折りたたんで、普段は部屋の奥に仕舞い込んでいる机を部屋の中央へ移動しました。
本棚には、投資の本+アフィリエイトの本+その他ビジネス本を並べました。
リビングは来客用の模様替え。
座布団も買い揃えました。
そして準備した資料を並べて・・・
さー!いつでも来い!の意気込みで待ちました。
そして、呼び鈴が・・・
私:はい!
調査員A:〇○税務署から来ました、Aと申します。
私:お待ちしてました。どうぞお入りください。
ん?二人いるぞ?
30代後半の男性(調査員Aさん)+20代前半の男性(調査員Bさん)の二人で来られました。
調査員A:今日は暑いですね~自転車で来たので汗だくになりましたよ。
なんだ、この気軽な感じは!?
そうか、僕を油断させる気か!?
私:確かに暑いですよね。遠路お出向き頂きましてありがとうございます。
淡々と会話。(内心ドキドキ)
調査員A:では、早速ですが、総勘定元帳と領収書を見せて頂けますか?
私は準備したものを見せました。
調査員A:この、売上と現金が合っていないのはなぜでしょう?
キターーーーーーーー!!
予想通りの質問。
私は準備していた回答をしました。
その後も順調に受け答えをしました。
そして、予想はしていましたが、次なる難問が。。。
作成資料のチェック
早速、お二方のアドバイスを元に資料を纏めました。
纏めた資料を元税理士さんに送付したところ、下記のアドバイスを頂きました。
※前提として、現在の売り上げ以外に新規事業(アフィリエイト、株式投資など)を経費として計上することに試行錯誤していました。
■ 税理士さんが気になった点
①現在売上のある仕事に関する打合せはほとんどなくて、新規事業の打合せ等の割合が多く感じる。
②新規事業として起業直後から準備している事になるが、現状どうなっているのか?(売り上げはあるのか?)
③新規事業について沢山の聞き取りや講習を受けているがその時の資料等があるかどうか?(講習のテキスト等)
④アフィリエイト打合せ、HP作成法とありますが、HPは実際あるかどうか?
※③、④は同僚のアドバイスを元に資料作成を進めていましたので、その旨を後日お伝えしました。
■ 税理士さんの所感
基本的に売上と経費は対応関係にあるので、売上があがっていないかつ
準備の経費を3年前から経費にしているのは、ちょっと印象が悪いかもしれません。
「3年前から準備して、今期○月に、やっと売上があがっています!」とかも、必要かもしれません。
現実的な厳しいご意見でしたが、勉強になりました。
同僚からのアドバイス
つぎに、何かと経験豊富な同僚に相談しました。
私:税務調査がくるみたい。
同僚:普通に来るよ。
私:個人事業主なのに?
同僚:普通~普通~
来るんだ・・・無知とは怖い・・・
同僚に確定申告の内容について話しました。
同僚:雑費600万はやりすぎじゃない?
私:皆にそう言われるよ・・・
同僚:領収書とレシートは有るんだから、事業との関連性を持たせる証拠づくりをした方がいいね。
隠ぺい資料ではなく、証拠づくり。(正当化)
何も考えずに、領収書とレシートを段ボールに入れていたので、整理だけで一か月弱掛かりました。
社外セミナー、会議費、接待交際費・・・すべてExcelに纏めました。
当日の人数や簡単な議事録、会議で使った資料など、後付けになるものばかりでしたが、一通り集めることができました。
同僚からのアドバイスで、事業展開を目的としたHPを作成し、アフィリエイトの準備を始めました。
こちらも後付けっぽいですが、実際やり始めていたことですし、形としてなかったので、即席で作成しました。
頼りになる同僚がいてくれて感謝です。